讃岐釣り紀行

ハンドメイドルアーを作って使って楽しんでいるブログです

メタルバイブレーションの作り方

 


今回はメタルバイブレーションの作り方を紹介したいと思います。

メタルといってもボディに使用するのはサーキットボード(FRP板)です。
これは一部市販ルアーにも使われていますね。デプスやジャッカルが有名でしょうか。

軽量なので立ち上がりがいいですし、なにより加工が楽!と自作するには利点ばかりの素材です。

 

 

用意するもの

 

  • サーキットボード0.8ミリ

薄くてもかなり強度があります。実用できる丁度良い厚さがこれくらいかと。

 

  • 割りビシ 2号~3号

オカッパリで使うなら10グラム前後が使いやすいですね。

 

ラインアイ・フックの穴開け用に。

 

  • アルミテープ・ホログラムテープ

装飾用。無くても問題ないです。

 

  • 接着剤

これでオモリを貼り合わせます。安心を求めるなら2液性を。

 

  • 万能ハサミ

サーキットボードを切り出します。普通のハサミでもいけなくはないですが、しばらく指の休息が必要になるでしょう。

 

  • ヤスリ

ボディやオモリを整える用です。

 

  • 金ノコ

割りビシを分断する時に使います。

 

このあたりを揃えれば簡単に作ることができます。

 

 

では、始めましょう。

まずはお好きな形に切り出します。大雑把に切ってからヤスリで整えましょう。
いくつか同時に作る場合は両面テープで重ね合わせてから削ると時短かつ同じ形にできます。


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次はオモリの準備です。
フロントフックの関係上、割りビシではありますが挟み込んで固定させるのは難しいです。
ですので今回は金ノコで半分こにし両側から接着剤で止める手法をとります。

こうすればフロントフックのスペースを確保できますね。


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二つに分断したオモリは左右で重さが微妙に違うと思うので(均等に切るのは地味に難しい)、気になる場合はいくつか分けたあと個別に計測してペアを作りましょう。


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オモリの準備ができたらボディにアルミテープもしくはホログラムテープを貼ります。

※想定するカラーによっては省いてもいいです。


適当に切ったテープを両面から貼り合わせ、余った部分をハサミでカットします。
アルミテープはとても傷付きやすいので慎重に扱いましょう。


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次はオモリを接着剤で止めるのですが、アルミテープの上からだとそれごと剥がれてしまう恐れがあるのでオモリの部分だけテープを切り抜いておきます。
ある程度下地を露出してやればいいです。


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まずは片方だけオモリを接着し、この状態で動かなくなるまで放置します。
※左右同時に付けてしまうと接着剤が固まるまでにズレてしまうことがあり、そうなると真っ直ぐ泳がないのでここは慎重に。


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触っても動かなくなるまで固まったらもう片方も接着しましょう。
上下左右前後といろんな角度から見てピッタリと貼り合わせます。

 

 

次はラインアイとフックの穴開けです。ピンバイスを使って開けます。

最も重要なラインアイの位置。これがほんの一ミリ違うだけで動きが別物になります。市販ルアーにも二ヶ所ないし三ヶ所開いていますね。
穴が前方にあれば浮き上がりにくく動きも小さくなり、後方の穴になるほど浮き上がりやすく派手な動きになります。


ペンチなどで軽く摘まみ、重心を探します。ヤジロベエで大体ボディが水平もしくは頭下がりくらいが基準でいいと思います。あとは前後に穴を開けてその都度使い分ける感じです。


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動きを見てお好みの位置を見つけましょう。最初は穴だらけになります(笑)
そこは自作のご愛敬。

 

 

穴を開けたらあとはスナップ・ダブルフックをつけて(一応)完成。


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もちろんお好きな色に塗っていただいて結構です。
が、色塗りに関しては話が長くなりすぎるので今回は割愛させてもらいます。

 


さて、ルアーの中でも割りとお手軽に作ることのできるメタルバイブを紹介しました。
簡単なのでボディの全長や体高、オモリの形などなどいろいろ試して納得のいくものを作ってみてくださいね。


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